その22:僕が僕であるうちに 俺屍2:雲那一族 2018年09月16日 1124年8月。お盆です。 月舘家の彼が帰ってきました。 上の画像で誰かわかったら月舘家マスターとお呼びします(;´∀`) 月舘一族第2世代、月舘 甜満(つきだて てんま)でした。 素質バーや能力値が生前と同じでないのは何故だろう。 「屍の山を越え、血の海を渡れ」 鬼朱点打倒メンバーの甜満が言った時、ホント格好良く響きました。 当主の伍ツ喜(いつき)は寿命が近く健康度が心配だったので、甜満に傭兵を頼んでお留守番。 直衛門(なおえもん)は初陣です。 郁巳(いくみ)「あれ、和(なごみ)ちゃんは行かないの?」 岳(がく)「アイツは、伍ツ喜から料理を教えてもらうとか何とか言ってたぞ。 急にどうしたんだろうな?」 郁巳(それ、岳さんが原因だ…) 外に出たらまずはご先祖さんを入れて記念撮影♪ 甜満は鬼朱点討伐メンバーといえど、生前より力が衰えてしまうようで。 疲労を察した直衛門がサポート。 甜満「うーん…前はこんなんじゃなかったのになぁ。なんか悔しい」 直衛門「ご先祖さん、無理は禁物ですよ」 岳「よっと…!俺に触れられると思うなよ!!」 出た!岳燕返し!!ヽ(゚∀゚ )ノ ご先祖さんは術が使えないので、アイテムで攻撃&回復。 甜満は術が苦手な子でしたが、こう全く術が使えないとなると本人もショックかもしれない…。 昔ができたことができなくなるのって悲しいですよね。 もし術が得意だった子がお盆に帰ってきて術が使えなかったら、アイデンティティの喪失というか、そんなものを感じてしまいそう(´・ω・`) そうだ、有寿ノ宝鏡でアタッカーの岳から攻撃力を写し取ったら甜満も活躍できるのでは!? これでどうだ!! なるほど、そう上手くはいかないと(-ω- ;) 今月第2のゲスト、雲那国土地神様の鹿島さん。 ……と、 第3のゲスト、稲荷ノ狐次郎さま。 今月ゲストが多いですww ゲストに助けを借りながら順調に戦いを進めていきます。 メインアタッカーは萌子を重ねがけした岳。 そしてとどめは… 郁巳「もう嫌だ……」 郁巳「早く…帰らせてよッ!!!」 郁巳の帰りたい一心で四夜子ちゃんに勝利したところで1ヵ月が終了。 直衛門「ご先祖さんはこの後どうされるのですか?」 甜満「実は僕、もうすぐ転生することが決まってるんだ。 猫に生まれ変わるんだってさ」 郁巳「猫に…?」 甜満「そう。この近所で飼われてる猫のところに生まれるんだって。 大事に育ててもらえるといいなぁ」 お盆が終わり、甜満の身体は光の中に消えてゆきました。 甜満「『月舘 甜満』として存在している間に、君たちに会えて良かった」 屋敷に帰ると、もう一つの別れが待ち受けていました。 伍ツ喜「そうよね、そうだよね。 岳、みんな。後のこと、頼んだわよ……」 頬に一筋の涙を流して、昔を懐かしむように空を見上げて言いました。