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松代と紅梅白梅童子(土神)の子。
1030年8月~1032年4月
一卵性双生児のお兄ちゃんのほう。弟は夕太。
剣士の職業は、母親の松代から継ぎました。
弟の夕太が剣の職を拒否ったせいで、そのツケが回ってきた感じ。
始まりはこれでも、4つの特殊効果が備わった特注剣「秘剣渚刀」を振るうのは楽しく、能力や性にも合っていたようです。
自分が強くなればなるほどなお一層、それに応えてくれる先祖代々の特注剣…。
松代がついこの前まで使っていた剣ということもあって、剣を握っていると母親の温もりと激励が感じられるようでした。
初陣の頃には、剣が朝太を育て、朝太が剣を育てる関係に。
モグラの愛称は、屋敷内からほとんど外に出ることがなかったから。
出るとしても、討伐に出かける早朝か、討伐から帰ってくる夕方か。
討伐に出る以外は、まるで引きこもりのような生活。
なぜこんな生活を送るようになったかという原因は、だいたいが弟のせい。
朝太には、都でもやんちゃ・好色家で有名な弟と一卵性双生児として一緒に産まれてきてしまった過去があるわけで(笑)。
昼間に外を歩いていると、弟と間違えられて見ず知らずの美人さんから声をかけられて困惑する事態に。
剣の道一筋で生きている朝太には、こんな時にどう振る舞っていいのかもわからず、立ち尽くして固まってしまうだけw
3日ほどこのような事態が立て続けに起こってからというもの、昼間に外に出ることはめったになくなってしまいました。
夕太はそのようなことはいさ知らず。
皮肉なことに、モグラの愛称を最初に口にしたのは元凶である夕太なのですw
ほろ酔い桜と交神――集人