その16:雪合戦と朔蔓槍に宿る想い 俺屍2:雲那一族 2014年12月21日 世代交代を終え、第3世代の時代が幕を開けました。 現当主・蒟(こん)、正(しょう)、沙夜(さや)、伍ツ喜(いつき)の4人。 雪の積もった屋敷の庭で仲良く遊んでいます。 伍ツ喜「沙夜ねえは何してるの?」 沙夜「大筒に雪玉つめてんだ。手で投げるよりもこっちのが勢い出るでしょ?って蒟ねえが」 蒟「正!覚悟なさ~い♪」 正「大筒は卑怯だって!!うわーーーーー!!!」 蒟が沙夜の大筒で放った雪玉は、見事正に命中。 正はそのまま気を失って雪の上に倒れこんでしまいました。 沙夜「夜鳥子さんもそっちで見てないで一緒にしようよ!」 夜鳥子「断る…!」 あんな激しい雪合戦、見ていて参加する気にはなりませんw 熾烈な雪合戦の後、伍ツ喜は正を心配して部屋を訪ねました。 伍ツ喜「正にい……大丈夫…?」 正「ああ、大丈夫だよ。それより、今月来たばかりの伍ツ喜が、この雪合戦で 家族と一気に打ち解けたことのほうがオレにとってはおっきな出来事だよ。 雪合戦、楽しかったか?」 伍ツ喜「うん!」 月初めの数日遊んだら、出陣のときがやってきます。 誰かの優しい想いは心に残るもので…